ディズニーランド・パリは、2026年3月29日に誕生する「Disney Adventure World」の中心となる 巨大な湖「Adventure Bay(アドベンチャー・ベイ)」 の詳細を新たに公開した。
7.5エーカー(約3万㎡)におよぶ広大な湖は、パークの拡張エリアをつなぐ“心臓部”として位置づけられ、昼夜を通して多彩な体験が展開される。

■ Adventure Bay—壮大な景観と物語が広がる新たな中心地
湖周辺には「World of Frozen」をはじめとする没入型エリアが環状に配置され、訪れるゲストはアレンデールの山々や新エリアの建築美を水辺越しに眺めながら散策できる。
日中は湖畔のプロムナード「Adventure Way」からつながる形で、キャラクターグリーティングやライブ演出が随所で展開。夕方から夜にかけては、静かな水面に光と色の反射が広がり、パークの雰囲気がゆっくりと変化していく。
■ ミッキー&ミニーが新衣装で登場—湖畔の「West Pavilion」
Adventure Bayの西側には、20世紀初頭の建築をモチーフにした休憩スポット「West Pavilion」が新設される。
ここでは、ミッキーとミニーが新たなビクトリア調の衣装 でゲストを迎える予定で、衣装はディズニーランド・パリのコスチューム部門が現在制作中。
さらに、2026年3月29日のオープン後には、ほかのディズニーキャラクターも順次登場し、湖畔は昼夜を問わず賑わいを見せる空間となる。

■ 新ナイトショー「Disney Cascade of Lights」—湖上×空の360°体験
夜になるとAdventure Bayは完全に表情を変え、ディズニーランド・パリで2つ目となる夜のスペクタクル 「Disney Cascade of Lights(ディズニー・カスケード・オブ・ライツ)」 が上演される。
最新技術を集結させたこのショーは、湖を取り囲むように設置された段階式の鑑賞エリアにより、どの角度からでも360°で楽しめる新設計 が特徴だ。

● 世界初「水上ドローン × 次世代ドローン」の同時演出
ショーでは、空中を舞う最新ドローンに加え、今回のショーのために新たに開発された 水上ドローン(アクアドローン) が世界で初めて導入される。
湖面と空が一体化した演出により、これまでにない立体的な演出が可能となった。
Dronisos社と共同開発された 379機のドローンバレエ が、光のフォーメーションを描きながら物語を展開するのも大きな見どころだ。

● 登場作品は「勇気の物語」たち
ショーは、ディズニーやピクサー、マーベルの作品から
- 『ムーラン』
- 『ヘラクレス』
- 『モアナ(モアナと伝説の海)』
- 『ズートピア』
- ピクサー『カールじいさんの空飛ぶ家』
- マーベル作品
など“勇気”をテーマにした物語を取り上げ、ゲスト自身の「ヒーローとしての物語」を体感できる構成となっている。

● 90名編成オーケストラ収録の新スコア
ショーで使用される楽曲は、90人のフルオーケストラによって新録音 されたもの。
「How Far I’ll Go(どこまでも)」の新アレンジや、ショーのために制作された新曲「We Can Be Heroes」がクライマックスを彩る。
ウォータースクリーン、噴水のバレエ、大規模プロジェクション、特殊効果、パイロテクニクスなど、あらゆる演出を統合した“完全新作”となる。
■ 2026年に向けてリハーサル本格化
今後数か月にわたり、ディズニー・ライブエンターテイメントのチームは水上・空中ドローンの同時演出、特殊効果、音楽を組み合わせた複合演出の調整を行い、開業初日から最高のパフォーマンスを届けるため準備を進めていく。
Adventure Bayは、Disney Adventure Worldの象徴的空間として、昼夜で異なる表情を見せる新たなランドマークとなる。
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