【DLP】ディズニーランド・パリ、2026年に向けた最新プロジェクト詳細を公開【WDW】

アトラクションからホテルまで、体験価値を高める大規模アップデートが進行中

ディズニーランド・パリでは現在、ウォルト・ディズニー・スタジオ・パーク(将来のDisney Adventure World)を中心に大規模な変革が進められている。
2026年3月29日に「World of Frozen」と「Adventure Way」が開業予定となる中、リゾート全体でもゲスト体験を向上させる数多くのプロジェクトが進行しており、その詳細が明らかになった。

2026年以降にかけて、パーク、ホテル、ディズニー・ビレッジの各エリアで新たな魅力が順次加わる予定だ。


■ フロンティアランド「Rivers of the Far West」に新シーン追加(2026年夏)

フロンティアランドの人気アトラクション
「Rivers of the Far West」 では、2026年夏の終わりまでに体験の拡張が予定されている。

Thunder Mesa Riverboat Landingを出発するクルーズルート沿いに、新たなシーンが追加される。
これらは、イマジニアでありディズニー・レジェンドでもあるマーク・デイヴィスのオリジナルスケッチから着想を得たものだ。

新たに登場するのは、

  • 草原に佇むバッファロー
  • 浮き木の上で遊ぶアライグマ
  • スカンク

といった動物たち。
これらのフィギュアは、ウォルト・ディズニー・イマジニアリング・パリのチームが本プロジェクトのために特別にデザイン・制作した。

ゲストは、全面改装を終えた「モリー・ブラウン号」でのんびりとしたクルーズを楽しみながら、これらの新要素を目にすることができる。


■ タワー・オブ・テラー周辺エリアに新たな演出(2026年春)

ウォルト・ディズニー・スタジオ・パークでは、
「トワイライトゾーン・タワー・オブ・テラー」 の屋外キューエリアに、新たな屋根付き待機スペースが建設中だ。

このエリアは2026年春にオープン予定で、ハリウッド・タワー・ホテルの物語をより深く体験できる空間として設計されている。
かつて映画業界の著名人に愛された屋外プール付き中庭(パティオ)の“名残”を表現し、現在は荒廃した姿として描かれる。

素材や装飾は、ホテルのプエブロ・デコ様式に合わせて厳選。
キューラインに配置された小道具や装飾品が、ホテルで起きた“悲劇的な出来事”のヒントを静かに語り、アトラクション本編への没入感を高める。


■ 1930年代風フラワーショップをテーマにした新ショップも登場

タワー・オブ・テラーの隣では、1930年代の花屋をテーマにした新しい物販店舗が2026年初頭にオープン予定。

既存の建物を全面的に改装し、World Premiere Plazaのアールデコ調の劇場街と調和するデザインに生まれ変わる。
店内には、花束、歴史的写真、当時のカリフォルニアの花屋で使われていた冷蔵庫風の什器などが配置され、時代感あふれる雰囲気を演出する。


■ 『レミーのおいしいレストラン』アトラクション、大規模改修中

「レミーのおいしいレストラン:ザ・アドベンチャー」
(Ratatouille: L’Aventure Totalement Toquée de Rémy)は、2025年10月から大規模改修が進行中だ。

今回のリニューアルでは、

  • 技術面のアップグレード
  • 演出・セットの強化

が重点的に行われる。

キューラインには、パリの芸術家のアトリエを再現した新シーンが追加。
キャンバス、絵の具の飛沫、果物かごなど細部まで作り込まれ、レミーたちが今にも現れそうな空間となる。

アトラクション内部でも、新しいプロップや映像演出、大型セットが加わり、ゲストが“ネズミサイズ”になった感覚をより強く体感できるようになる。


■ アネットズ・ダイナー、2026年に大規模リニューアル

ディズニー・ビレッジの名物レストラン
「アネットズ・ダイナー」 は、2026年1月5日から数か月間、改装のため一時休業する。

改修では、

  • キッチンの拡張
  • ダイニングルームの全面改装(床・家具)

が行われる一方、1992年の開業以来親しまれてきた1950年代アメリカン・ダイナーの雰囲気は維持される。

特に、

  • クローム調デザインを取り入れた新しいバー
  • 1950年代の車のシートをイメージしたブース席
    (ピンク、ブルー、バニライエローなどの配色)

が特徴となる。
リニューアル後は座席数もわずかに増え、ロックンロール黄金期の世界観を引き続き楽しめる。


■ ディズニー・セコイア・ロッジも全面改装へ

2026年1月からは、ディズニー・セコイア・ロッジで大規模改修が始まる。

木を基調とした温かみのある雰囲気はそのままに、
“自然と野生動物へのオマージュ” をテーマにデザインを刷新。
客室、ロビー、ショップ、レストランに至るまで、森の美しさを感じられる空間へと生まれ変わる。

なお、改修工事は段階的に実施され、ホテルは営業を続ける予定だ。


■ 進化を続けるディズニーランド・パリ

今回発表されたプロジェクトは、進行中の計画のほんの一部に過ぎない。
ディズニーランド・パリでは、今後もゲストを驚かせる新たな取り組みが検討されており、さらなる続報が期待される。

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