ウォルト・ディズニー・カンパニー（The Walt Disney Company）は、2025年第3四半期（Q3）決算を発表しました。CEOのボブ・アイガー氏とCFOのヒュー・ジョンストン氏は、ストリーミング、テーマパーク、映画・テレビ制作、スポーツ事業の各分野における力強い成長を強調し、「変化の激しい業界において、ディズニーは独自の統合戦略によって成長を続けている」と述べました。
🎬 映画とテレビ：『リロ＆スティッチ』実写版が世界興収10億ドル突破！
2025年の映画業界で初めて10億ドルを突破したのが、『リロ＆スティッチ』の実写映画。これによりオリジナルアニメの視聴数が急増し、グッズ売上も急成長。スティッチはミッキーマウスに次ぐライセンスフランチャイズ第2位に浮上し、続編の制作も進行中です。
Disney+では、2025年上半期に米国で最も視聴された5作品のうち4作品がディズニーによるもの。エミー賞では50作品で137ノミネートされ、ルーカスフィルムの『アンドー』が14ノミネートで牽引しました。
📱 ストリーミング統合：Disney+とHuluが2026年に統合アプリに
ディズニーは、HuluをDisney+に完全統合することで「唯一無二のストリーミング体験」を提供すると発表。Huluは国際的に「Star」に代わるブランドとして展開され、よりパーソナライズされた視聴体験が実現します。
🏈 スポーツ事業：ESPNがNFLと新提携、WWEの独占配信権も獲得
8月21日には、ESPNのダイレクト・トゥ・コンシューマー（DTC）サービスが開始されます。NFLネットワークの買収を含む提携により、ハイライト映像やNFL+の提供、ファンタジー＆ベッティング機能を強化。さらに、ESPNはWWEのプレミアムライブイベントの独占配信も開始します。
🎡 テーマパーク＆クルーズ：世界各地で史上最大規模の拡張が進行中
体験型事業では、アメリカ国内外のパーク事業が引き続き堅調。以下のプロジェクトが進行中：
- フランス・ディズニーランド・パリ：2026年「ワールド・オブ・フローズン」オープン
- フロリダ：マジックキングダムに「ヴィランズ」＆「カーズ」エリア拡張
- ハリウッド・スタジオ：モンスターズ・インクエリア建設中
- カリフォルニア・アドベンチャー：アバター・エリア計画中
- アブダビ：新テーマパーク開発中
- ディズニークルーズライン：年内に新造船2隻追加（計8隻体制に）
💬 経営陣コメントまとめ
- 「ディズニーは自社独自のIP、統合されたビジネス、最先端技術を活かし、比類なき成長を続けている」
- 「ストリーミング、スポーツ、テーマパーク、映画と、すべての事業において強力な基盤と明確な戦略を持って前進している」
引用：ディズニー
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