ディズニーランド・パリは、再編成された新パーク「Disney Adventure World」における大型エリア「World of Frozen」を 2026年3月29日 にオープンすると発表した。長期にわたり開発が進められてきたアレンデールをテーマとした没入型エリアが、ついに来春お披露目される。

「World of Frozen」は、映画『アナと雪の女王』の世界を忠実に再現することを目指して設計されており、エリア全体がアレンデールの自然や文化を感じられるよう細部まで作り込まれている。建築、音響、キャラクター、アトラクションが一体となる新たな体験型空間として、ヨーロッパを中心に高い期待が寄せられている。

■ 新ショー「A Celebration in Arendelle」が上演決定

オープンに合わせ、アレンデールの入り江では新ショー「A Celebration in Arendelle」が上演される。エリアの象徴である「Snowflower Festival（スノーフラワー・フェスティバル）」をテーマにしたライブショーで、1日に複数回、ロングシップが舞台となって物語が展開する。

このショーに登場する 3隻のヴァイキング船は、いずれもフランス国内の工房で製作された本格的な特注モデル。
造船はボルドー地方の造船メーカーが手がけ、装飾はこれまでディズニーランド・パリのプロジェクトに携わってきたアーティストが担当している。
その中でもクリストフの船は、ディジョン近郊の歴史ある工房による制作で、木工技術を生かした緻密なディテールが特徴となっている。

■ 音楽はオリジナル作曲家が新曲を提供

ショーでは「レット・イット・ゴー」や「Show Yourself」などおなじみの楽曲に加え、映画音楽を手掛けた クリステン・アンダーソン＝ロペス＆ロバート・ロペス夫妻がディズニーランド・パリのために新しく書き下ろした楽曲も登場。
映画の世界観をそのまま体験できる、音楽にこだわったライブ演出が期待される。

今回の発表により、「Disney Adventure World」全体のリニューアルプランはさらに具体的な段階に入り、オープニングに向けた準備が加速していく見込みだ。