ウォルト・ディズニー・ワールドのマジックキングダムに誕生する「Villains Land(ヴィランズ・ランド)」の詳細がD23 2026で発表されました。マレフィセントをテーマにした大型コースターと、「魔法の鏡」が案内するダークライドの2大アトラクションが登場。エリア全体の規模は『スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ』にも匹敵するとされています。
正式名称は「Villains Land」に決定
D23: The Ultimate Disney Fan Event presented by Visaで開催されたDisney Experiencesショーケース「Horizons: A Carousel of Progress」で、マジックキングダムに建設予定のディズニー・ヴィランズをテーマにした新エリアについて、大量の新情報が公開されました。
Walt Disney ImagineeringのPresident & Chief Creative Officer、Bruce Vaughn氏とExecutive Creative DirectorのCaroline May氏がステージに登場。
まず発表されたのが、新エリアの正式名称です。
これまで「Villains-themed land」などと呼ばれていましたが、正式に
「Villains Land(ヴィランズ・ランド)」
となることが発表されました。
FantasylandやTomorrowlandなど、マジックキングダムには「Land」の名前を持つエリアが存在します。新エリアもその伝統に合わせながら、これまでとはまったく異なるダークな魔法をパークに持ち込みます。


ヴィランズ・ランドには完全オリジナルストーリー
今回特に興味深いのが、ヴィランズ・ランドそのものにオリジナルのバックストーリーが設定されていることです。
登場するヴィランズは、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオのクラシック作品に登場するおなじみのキャラクターたち。
しかし、映画の世界をそのまま再現するのではありません。
Imagineeringは複数のディズニー・ヴィランズをひとつの場所に集めるため、新たな物語を作り上げています。
その物語の中心となるのが、森の中に存在する「Wishing Well(願いの井戸)」です。

すべての始まりは「邪悪な願い」
おとぎ話では、本来「願いの井戸」は純粋で善良な魔法を象徴する存在です。
しかし、ヴィランズ・ランドにある井戸には、過去に恐ろしい出来事が起きました。
かつて何者かが、この場所で非常に邪悪な願いをしたといいます。
その願いはあまりにも邪悪だったため、井戸の石そのものを腐敗させ、構造を破壊。そこから毒された魔法が森全体へと広がっていきました。
そして、その強大なダークマジックに引き寄せられたのがディズニー・ヴィランズです。
ヴィランズが魔法を求めて集結
ヴィランズたちは、願いの井戸に残された最後の力を手に入れるため、ひとり、またひとりと森へ集まってきました。
さらに彼らは、そのダークマジックを利用して自分たちにふさわしい新たな隠れ家や宮殿を作り上げたとされています。
つまりヴィランズ・ランドの建物は、単なるショップやレストランの外観ではありません。
それぞれの建築物自体が、そこを支配するヴィランの個性を反映したものになります。
巨大な要塞や豪華な宮殿の内部には、フードやグッズなどを楽しめる施設も登場する予定です。
『スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ』級の規模に
そして今回、エリアのスケールについても気になる情報が公開されました。
Disney Parks Blogによると、ヴィランズ・ランドの「size and scale(サイズとスケール)」は『Star Wars: Galaxy’s Edge』と比較される規模になるとのこと。
マジックキングダムに小さなヴィランズエリアが追加されるというレベルではなく、大規模なテーマランドとして開発されることが改めて分かります。
アトラクションだけでなく、レストラン、ショップ、建築、景観まで含めて探索できる巨大な世界になるようです。
マレフィセントの大型コースターが登場
ヴィランズ・ランドには2つの大型アトラクションが建設されます。
そのひとつが、
マレフィセントをテーマにしたコースターアトラクション
です。
ゲストは『眠れる森の美女』に登場する「すべての悪の支配者」マレフィセントと対峙することになります。

魔法のいばらを駆け抜け、山頂の要塞へ
アトラクションでは、マレフィセントの恐ろしい山頂の要塞を囲む「魔法にかけられたいばら」の中をコースターで疾走します。
まるでマレフィセント自身からの招待を受け、その危険な領域へ足を踏み入れていくような体験になるようです。
そしてImagineeringから、かなり気になる発言も飛び出しました。
このコースターには、同種のアトラクションではこれまでImagineeringが試したことのない要素が導入されるとのこと。
具体的なライドシステムや新技術についてはまだ明らかにされていませんが、Disney Parks Blogは「groundbreaking project」と表現しています。
ヴィランズ・ランドを代表する大型スリルアトラクションになりそうです。
もうひとつは「魔法の鏡」の大型ダークライド
2つ目の目玉は、ディズニー・ヴィランズが多数登場するダークライドです。
こちらのホストを務めるのは、『白雪姫』でおなじみのMagic Mirror(魔法の鏡)。
ゲストはまず、イーヴィル・クイーンが魔法の鏡を置いている美しい宮殿地下のカタコンベへ向かいます。
そこで魔法の鏡と出会った後、物語が大きく動き始めます。

「Mirror Realm」へ送り込まれるゲスト
魔法の鏡はゲストを、
「Mirror Realm(鏡の世界)」
と呼ばれる神秘的な世界へ送り込みます。
そこは文字通り、鏡の向こう側。
この幻想的な世界では、魔法の鏡の力によって数多くのディズニー・ヴィランズが出現します。
どのヴィランが登場するのか、今回の発表では完全なラインナップは明かされていません。
複数作品のヴィランズがひとつのアトラクションに集結する、かなり豪華な内容になりそうです。
特殊効果+物理セットで「鏡の世界」を再現
Mirror Realmでは、特殊効果と実物のセットを組み合わせた演出が使用されます。
スクリーン映像だけで世界を表現するのではなく、実際のセットとエフェクトを融合させることで、魔法の鏡の向こう側に入り込んだような空間を作り上げます。
ヴィランズたちについても「Magic Mirrorにしかできない方法」で呼び出されるとのことで、キャラクターの登場演出にも期待が高まります。
ライドシステムや登場キャラクターなど、こちらもまだ多くの秘密が残されています。
「Conjured Architecture」がエリア全体を形作る
ヴィランズ・ランドの建築デザインにも、独自の考え方が取り入れられます。
Imagineeringがこのエリアのために生み出したコンセプトが、
「Conjured Architecture(魔法によって生み出された建築)」
です。
Imagineersは開発にあたり、フランス・パリやスペイン・バルセロナなどを訪れてリサーチを実施。
そこでアール・ヌーヴォーやモデルニスモなどの建築様式からインスピレーションを得ました。
豊かな色彩、自然を思わせる曲線、渦巻くようなパターン、そしてどこか不穏さを感じさせるプロポーション。
こうした要素を組み合わせ、「人間が普通に建てた建物」ではなく、ヴィランズが魔法で生み出したかのような建築を目指しています。
原点はディズニーのクラシックアニメーション
ヴィランズ・ランドを作るうえで、Imagineeringが最初に立ち返ったのはディズニーのアニメーション作品でした。
映画そのものを改めて研究したほか、ディズニー・ヴィランズを形作っているアートやデザインについても深く掘り下げています。
そのため、新しいオリジナルストーリーを展開しながらも、キャラクターたちのデザインや個性は原作のクラシックアニメーションに根ざしたものになります。
「新しいヴィランズの世界」でありながら、ディズニー映画を見てきたファンが違和感なく入り込める場所を目指しているようです。
D23 2024発表から大きく具体化したヴィランズ・ランド
ヴィランズ・ランドの計画が初めて正式発表されたのはD23 2024でした。
当時は2つの大型アトラクション、ダイニング、ショッピングなどが計画されていることや、最初のコンセプトアートなどが公開されました。
その後、Destination D23 2025では建築デザインやImagineeringのリサーチについて新情報が公開。
そしてD23 2026ではついに、
正式名称「Villains Land」
エリア全体のバックストーリー
マレフィセントのコースター
魔法の鏡が案内するMirror Realmダークライド
という、エリアの核となる部分が明らかになりました。
まとめ
D23 2026で、マジックキングダムに誕生する「Villains Land(ヴィランズ・ランド)」の全貌が一気に見えてきました。
物語の始まりとなるのは、何者かの「邪悪な願い」によって破壊され、毒された魔法を森へ放った願いの井戸。その力を求めてヴィランズが集まり、それぞれがダークマジックを使って巨大な要塞や宮殿を作り上げたという完全オリジナルストーリーが展開されます。
そして2つの大型アトラクションも判明。
ひとつはマレフィセントの要塞を囲む魔法のいばらを疾走するコースター、もうひとつは魔法の鏡によって「Mirror Realm」へ送り込まれ、数多くのディズニー・ヴィランズと遭遇するダークライドです。
さらに、その規模は『スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ』と比較されるほど。
マジックキングダムの歴史の中でも、かなり異色かつ大規模な新エリアになりそうです。
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