一般公開に先駆け、「Heritage Auctions Japan ポップカルチャー・オークション展」の会場を取材してきました。
東京・神宮前の会場には、『スター・ウォーズ』の映画撮影で実際に使用されたライトセーバーをはじめ、映画・テレビ、トレーディングカード、ビデオゲーム、スポーツなど、500点を超えるコレクターズアイテムが集結しています。
今回は、展示会場の様子から注目の出品物まで、現地で撮影した写真を中心に紹介します。
会場はガラス張りの建物で、外壁にはダース・モール、ダース・ベイダー、ヨーダを描いた展覧会の看板が掲げられています。


神宮前に500点を超えるポップカルチャー・コレクションが集結
「Heritage Auctions Japan ポップカルチャー・オークション展」は、2026年9月18日から10月27日まで開催される入場無料の展覧会です。
展示品は500点以上。主催者によると、展示されるコレクションの総額は1,500万ドルを超えます。
なかでも会場の大きなエリアを占めているのが『スター・ウォーズ』。映画撮影に使用されたプロップから等身大のキャラクター、ヴィンテージトイまで、作品の歴史をたどるように展示されています。



来場者が少なくなった会場を写真で紹介
プレス・インフルエンサー向け内覧会の終了間際には来場者も少なくなり、展示空間そのものをじっくり撮影することができました。
黒を基調とした『スター・ウォーズ』エリアにはガラスケースが並び、そのひとつひとつに映画史やポップカルチャー史を象徴するアイテムが展示されています。
特にライトセーバーがケース内に並ぶ様子そのものが印象的。一般的なキャラクターイベントというより、映画小道具を鑑賞するミュージアムに近い雰囲気です。








最大の見どころは、撮影で使われた『スター・ウォーズ』のライトセーバー
今回の展覧会でも特に注目したいのが、主催者から「一般公開として史上最大規模」と案内されている『スター・ウォーズ』のライトセーバー・コレクションです。
中心となるのは、『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』と『エピソード6/ジェダイの帰還』の撮影に使用されたダース・ベイダーのヒーロー・ライトセーバー。会場中央では、大型キャラクターディスプレイの間に設けられたケースで紹介されています。

スクリーン越しでは何度も目にしてきたライトセーバーですが、映画制作に使われた小道具を実物で見ると、金属パーツの質感や細部の作り込みまで確認できます。
また、ドラマ『オビ=ワン・ケノービ』(2022年)の「アナキン・スカイウォーカー/ダース・ベイダー」ヒーロー・ライトセーバーも展示。こちらは旧三部作の撮影使用品とは別の小道具です。

アナキン・スカイウォーカーのヒーロー・ライトセーバー
『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』で、ヘイデン・クリステンセン演じるアナキン・スカイウォーカーが使用した撮影用ライトセーバーも展示されています。


同じ「ライトセーバー」でも、撮影用途によってヒーロー用、決闘用、ブレード付きなど仕様が異なります。複数のプロップを一度に比較できるのも今回の展示ならではです。
オビ=ワン、ドゥークー伯爵、メイス・ウィンドゥなども
『シスの復讐』のオビ=ワン・ケノービ、『クローンの攻撃』のドゥークー伯爵やメイス・ウィンドゥをはじめ、複数のキャラクターに関連したライトセーバーが並びます。


さらにダース・モール、クワイ=ガン・ジン、カイロ・レン、レイなど、シリーズ各時代を代表するライトセーバーも展示ラインアップに含まれています。



ルークとレイのライトセーバー
ルーク・スカイウォーカーのヒルトは、『ジェダイの帰還』の「プロダクション製作ライトセーバー・ヒルト」として展示されています。黒いリング状のグリップや側面のパーツなど、握りの部分を間近から確認できます。

『スカイウォーカーの夜明け』からは、レイのブレード付きスカイウォーカー・ライトセーバーも展示。展示ラベルでは、スタント/デュエリング用の再製造品と防水ブレードFXリグについて案内されています。

メイス・ウィンドゥと、ケースに並ぶジェダイたちのライトセーバー
メイス・ウィンドゥの品は、『クローンの攻撃』のアクション用ライトセーバー。グリップに配された細い縦のラインと、金色を組み合わせた造形が目を引きます。

縦長の展示ケースには、キット・フィストー、アディ・ガリア、レイアに関連するライトセーバーも並びます。ヒルトの形だけでなく、取り付けられたブレードの長さや色の違いも見られます。

隣には、パルパティーン、オビ=ワン、アナキンに関連するライトセーバーも展示されています。複数の品を横から見渡せる写真で、ケース内の配置も紹介します。

決闘用ブレードとトレーニング用ライトセーバー
完成したヒルトだけでなく、『スカイウォーカーの夜明け』のデュエリング用ライトセーバー・ブレードも展示されています。ブレード単体の長さや形状を確認できる展示です。

同じケースの上段には、『新たなる希望』のR3シリーズのアストロメク・ドロイドのドームも展示されています。透明な外装に走るパネルの輪郭まで見られる、ドロイドの頭部パーツです。
『シスの復讐』の品として展示されているのは、カーボンファイバー製のトレーニング用ライトセーバー・ブレード。俳優たちが動きを練習する様子の写真とともに並んでいます。

シリーズのさまざまな時代のプロップを見比べられるため、ライトセーバーだけを見て回ってもかなりの見応えがあります。
ライトセーバーだけではない『スター・ウォーズ』の映画小道具
会場にはライトセーバー以外にも、『スター・ウォーズ』の撮影や制作に関係するアイテムが多数展示されています。
『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』の遠隔操作式アストロメク・ドロイド「R2-S8」、『フォースの覚醒』のファースト・オーダー・ストームトルーパー用ブラスターなども見どころです。


キャリー・フィッシャーが個人所有していた『帝国の逆襲』の撮影使用スノースピーダー・ミニチュアも展示。機体表面の細かな造形や塗装まで、間近から見ることができます。

このほか、チューバッカのスタント用ボウキャスター、ボバ・フェットのEE-3カービン・ライフルなども主催者の展示ラインアップに含まれています。スクリーンに映った世界を作ってきた、さまざまなアイテムに出会える会場です。
ジャー・ジャーのヘッドピースとドロイドのグローブ
『ファントム・メナス』のジャー・ジャー・ビンクスのヘッドピースも展示されています。目や口元、表面の細かな造形まで見られる小道具です。

『マンダロリアン』からは、RA-7帝国プロトコル・ドロイドのグローブを紹介。展示ラベルには、クリス・バートレットの名前と、サイン入り写真付きであることが記されています。

反乱軍のブラスターやパイロットのヘルメット
武器類では、『ジェダイの帰還』の反乱軍兵士用DH-17ブラスターや、『フォースの覚醒』のポー・ダメロンとフィンに関連するヒーロー・メタルGLIE-44も並びます。


『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のTIEファイター・パイロットのヘルメットは、黒い本体に帝国のマークとホースが組み合わされた形状が印象的です。

一方、ペドロ・パスカルのサインが入ったマンダロリアンのヘルメットは、展示ラベルで「レプリカ」と案内されています。撮影用小道具と、サイン入りのコレクターズアイテムをそれぞれ見比べられます。

C-3POの左手用グローブとフットカバー
C-3POの左手用グローブは、『帝国の逆襲』『ジェダイの帰還』とアンソニー・ダニエルズの名前が記された展示品です。指の関節や手の甲の凹凸、表面の塗装まで見られます。

金色のフットカバーは、ドラマ『オビ=ワン・ケノービ』(2022年)のC-3POの品として展示されています。左手用グローブとは登場作品の異なるパーツです。

サルラックの歯とオビ=ワンのパダワン・ブレイド
『ジェダイの帰還』のサルラックの歯は、先端へ向かって細く曲がる形と、ざらついた表面が印象的です。巨大な生物を作り上げた造形の一部を、単体で見ることができます。

『ファントム・メナス』のオビ=ワン・ケノービに関連する小道具として、パダワン・ブレイドも並びます。ライトセーバーの刃ではなく、若いオビ=ワンの髪に付けられた細い三つ編みです。

『マンダロリアン』のジャワのイオンブラスター
ジャワのイオンブラスターは、ドラマ『マンダロリアン』の展示品です。大きく広がった銃口と短い銃床を備え、ほかのブラスターとは異なる形状をしています。

サイン入りヘルメットとAT-ATの再現ミニチュア
ストームトルーパーの白いヘルメットは、サイン入りのレプリカとして展示されています。頭頂部には複数のサインが入り、透明なケースに収められています。

AT-AT帝国軍ウォーカーは、展示ラベルに「再現ミニチュア」と明記されています。撮影使用のスノースピーダーとは種別が異なり、小さなサイズで機体の姿を再現したコレクターズアイテムです。

ヨーダなど等身大キャラクターも
映画撮影用のプロップだけでなく、会場にはキャラクターを再現した大型ディスプレイや等身大フィギュアも並びます。
なかでもヨーダは、ライトセーバーや武器類とはまた違った存在感。実物大で立体化されたキャラクターを間近から見られるため、スター・ウォーズファンなら思わず足を止めてしまう展示です。


ヴィンテージのスター・ウォーズ・トイもずらり
スター・ウォーズ関連では、映画の撮影小道具だけでなく、ヴィンテージのKennerアクションフィギュアなどコレクターズアイテムも展示されています。
トレーディングカードでは、1977年のTopps『スター・ウォーズ』のカードが鑑定ケースに収められて並びます。黄色い枠のカードには、ルーク、ハン・ソロ、ターキンなど、登場人物や映画の場面が収録されています。



玩具のケースには、ボバ・フェットの大型アクションフィギュアの箱や、『帝国の逆襲』の「REBEL COMMAND CENTER ADVENTURE SET」、ダゴバの「DAGOBAH ACTION PLAYSET」も並びます。箱に描かれた雪原の基地やダゴバの情景から、映画の世界を遊びで再現していた当時の玩具の姿が伝わります。
別のケースには、ストームトルーパー、ダース・ベイダー、ルーク・スカイウォーカー、ホス仕様のストームトルーパーのパッケージ入りフィギュアも展示。さらに、ハン・ソロ、レイア、ベイダー、ルークの名前や写真を配したカード台紙が並び、キャラクターごとのパッケージデザインも見比べられます。
映画そのものの歴史と、それを取り巻いてきた玩具・コレクション文化を同じ会場で見られる点も面白いところです。
1977年に発売されたTopps『スター・ウォーズ』シリーズのカード全330枚を集めたセットなど、当時のファンカルチャーを感じられるアイテムも並びます。
サイン入りカードの展示も充実しています。上段には、R2-D2のケニー・ベイカー、ルーク役のマーク・ハミル、レイア役のキャリー・フィッシャー、ハン・ソロ役のハリソン・フォードに関連するカードが並び、写真とサインを一緒に鑑賞できます。下段には『スター・ウォーズ』のカード用ボックスも展示されています。

『スター・ウォーズ』以外にも貴重なコレクション
展覧会名の通り、展示は『スター・ウォーズ』だけではありません。
『ウォーキング・デッド』のキャラクター衣装や小道具、ポケモンカード、「マジック:ザ・ギャザリング」、レトロビデオゲーム、スポーツメモラビリアなど、ジャンルの異なるコレクターズアイテムも同じ会場に集められています。




スター・ウォーズ目的で訪れても、気付けば別ジャンルの展示までじっくり見てしまうほど情報量の多い会場です。
実際に行って感じた、写真だけでは伝わりにくい展示の魅力
今回実際に会場を歩いて印象的だったのは、「高額なコレクションが並んでいる」というだけではなく、それぞれのアイテムをかなり近い距離から見られることでした。
ライトセーバーの細部や経年変化、映画小道具として作られたパーツの質感などは、公式写真だけではなかなか伝わりません。
また、展示品には映画撮影で実際に使用されたプロップ、レプリカ、一般向けに販売されたコレクターズアイテムなど複数の種類があります。すべてが「撮影使用品」というわけではないため、各展示の説明を読みながら見て回るのがおすすめです。
そして何より、『スター・ウォーズ』の映画史を象徴するライトセーバーがこれだけまとまって東京で展示される機会は貴重です。



「Heritage Auctions Japan ポップカルチャー・オークション展」開催概要
イベント名:Heritage Auctions Japan ポップカルチャー・オークション展
会期:2026年9月18日(金)〜10月27日(火)
開館時間:11:00〜18:30
休館日:月曜日および祝日(9月21日〜23日、10月12日も休館)
会場:東京都渋谷区神宮前6-13-3
入場料:無料
一般公開は9月18日から。今回紹介した展示内容は内覧会時点のもので、会期中に展示内容が変更される可能性があります。
開催発表時の展示品やアクセスなど、展覧会の基本情報はこちらの記事でも紹介しています。
取材・撮影:DWF.JP(2026年9月15日)。開催概要・展示ラインアップ:Heritage Auctions Japanの主催者発表。
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