ウォルト・ディズニー・カンパニーが、数百人規模の追加人員削減(レイオフ)を実施したと、米メディア「The Hollywood Reporter」が報じました。
対象となるのは、ピクサー・アニメーション・スタジオ、Disney Entertainment Television(DET)、ESPN、映画部門、一部コーポレート部門などで、2026年に入って3回目となる組織再編の一環とされています。
ピクサーやESPNなど複数部門が対象
今回のレイオフでは、複数の事業部門で人員削減が実施されます。
特に影響が大きいとされるのは、
- Pixar Animation Studios
- National Geographic(Disney Entertainment Television)
- ESPN
- 映画部門
- 一部コーポレート部門
です。
報道によると、ピクサーは映画スタジオの中で最も影響を受ける見込みとなっています。

ESPNでは著名キャスターも退社へ
ESPNでは、NFL Network統合に伴う組織再編を背景に、多くのスタッフが対象となりました。
その中には、
- 「SportsCenter」のベテランキャスター、Karl Ravech
- NFL解説者のRyan Clark
といった著名なオンエアタレントも含まれています。
ただし、人員削減の大半は番組制作などの裏方スタッフが対象とされています。
ESPN会長のジミー・ピタロ氏は社内向けメモで、「NFL資産の統合を進める中で、将来に向けた最適な組織体制を構築するため、難しい決断を下した」と説明しています。
「One Disney」体制への再編が継続
今回の人員削減は、Disney Experiences会長ジョシュ・ダマロ氏らが進める「One Disney」体制への組織改革の一環です。
2026年1月にはマーケティング部門を統合し、4月には約1,000人規模のレイオフを実施。今回の人員削減はそれより小規模ながら、継続的な組織の見直しが続いています。
ダマロ氏は4月の社内メッセージで、「ファンが期待する創造性とイノベーションを提供し続けるため、より機動的でテクノロジーを活用した組織への変革が必要」と説明していました。
ピクサー作品への影響は現時点で不明
現時点では、今回のレイオフが制作中の作品へ直接影響するとの発表はありません。
ピクサーは2026年にオリジナル作品『Hoppers』と『Toy Story 5』を公開しており、『Toy Story 5』は今年を代表するヒット作品の一つとなっています。
今後の作品制作スケジュールや新規プロジェクトへの影響については、現時点では明らかになっていません。
注目ポイント
今回の人員削減は、業績悪化による緊急措置というよりも、ディズニー全体の組織再編を進める「One Disney」戦略の一環とみられています。
AIやデジタル技術の進化、コンテンツ制作・配信環境の変化を背景に、ディズニーはここ数年、組織の効率化を継続して進めています。
一方で、ファンにとって気になるのは、ピクサーやナショナル ジオグラフィックなどクリエイティブ部門への影響です。現時点では作品の公開延期や制作中止などは発表されていません。
まとめ
ウォルト・ディズニー・カンパニーは、2026年3回目となる数百人規模のレイオフを実施しました。
ピクサー、ESPN、ナショナル ジオグラフィックなど幅広い部門が対象となっていますが、現在のところ映画やディズニーパーク事業への具体的な影響は発表されていません。
今後、各部門の体制変更や新たな発表があるか注目されます。
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