ウォルト・ディズニー・ワールドのアニマルキングダムに建設中の新エリア「Tropical Americas」について、D23 2026で最新情報が発表されました。『ミラベルと魔法だらけの家』をテーマにした新アトラクションの正式名称は「Antonio’s Fiesta de Encanto」。カシータの中を巡り、50種類以上の動物たちと出会う、身長制限なしのファミリー向けライドになります。

『ミラベルと魔法だらけの家』新アトラクションの詳細が明らかに
ディズニー・アニマルキングダムで建設が進む新エリア「Tropical Americas(トロピカル・アメリカス)」。
D23: The Ultimate Disney Fan Event presented by Visaで開催された「Horizons: A Carousel of Progress」では、この新エリアの目玉となる『ミラベルと魔法だらけの家(Encanto)』の新アトラクションについて、多くの新情報が発表されました。
ステージにはWalt Disney Animation StudiosのChief Creative Officerであり、『Encanto』の脚本・監督を務めたJared Bush(ジャレド・ブッシュ)氏が登場。
正式名称からストーリー、ライド車両、登場する動物、オリジナルキャストの参加まで、これまで以上に具体的な体験内容が明らかになっています。
正式名称は「Antonio’s Fiesta de Encanto」
まず今回初めて正式名称が発表されました。
Antonio’s Fiesta de Encanto
物語の中心となるのは、マドリガル家の末っ子アントニオです。
映画でも描かれた通り、アントニオが授かった特別な「ギフト」は動物と会話できる能力。
新アトラクションでは、ゲストもマドリガル家の一員たちとともに、アントニオが新しいギフトを授かった特別な日をお祝いします。
その物語に込められているのが、特別なギフトや能力を持っているかどうかにかかわらず、私たちはみんな生き物たちの“familia(家族)”の一員であるというメッセージです。
自然や動物とのつながりを重視するアニマルキングダムにもぴったりのテーマになっています。

ミラベル、ルイーサ、イサベラのオリジナル声優が再集結
アトラクションには、映画版『ミラベルと魔法だらけの家』のキャストも戻ってきます。
Stephanie Beatriz(ステファニー・ベアトリス)/ミラベル
Jessica Darrow(ジェシカ・ダロウ)/ルイーサ
Diane Guerrero(ダイアン・ゲレロ)/イサベラ
が、それぞれのキャラクターを再び演じます。
D23の会場では、3人がアトラクション用の音声を収録する舞台裏映像も公開されました。
映画で親しんだキャラクターたちの声をそのまま聞きながら、実際にカシータの中へ入っていくことができます。
身長制限なし!家族みんなで楽しめるアトラクションに
さらに旅行を計画するうえで重要な情報も発表されています。
「Antonio’s Fiesta de Encanto」には身長制限がありません。
小さな子どもを含め、家族で一緒に体験できるアトラクションとして設計されています。
同じTropical Americasに建設される「Indiana Jones and the Myth of the Jade Serpent」がスリリングな冒険を担当する一方、『Encanto』は幅広い世代が楽しめる大型アトラクションという位置付けになりそうです。
映画では見られなかった「カシータ」の新しい部屋へ
今回のアトラクションで興味深いのが、映画で描かれなかったカシータの世界まで広げられることです。
Jared Bush氏によると、Imagineeringと共同で制作するなかで特に楽しかったことのひとつが、『Encanto』の世界をさらに拡張することだったとのこと。
アトラクションの舞台は、アントニオがギフトを授かった特別な日。
ゲストもお祝いに招待された一員として、カシータの中へ入ります。
つまり映画のストーリーをそのままライド化するのではなく、『Encanto』の世界を舞台にした新しい体験になります。

ライド車両は「カシータが家具を組み合わせて作った乗り物」
そして今回、ライド車両についても面白い設定が明らかになりました。
ゲストが乗り込むのは、一般的な乗り物ではありません。
魔法のカシータが、さまざまな家具を組み合わせてゲストのために作った乗り物という設定です。
映画では床や階段、家具などカシータそのものが生きているように動き、マドリガル家の人々とコミュニケーションを取っていました。
その個性は新アトラクションにも引き継がれます。
ライド車両自体も生き生きとダイナミックに動き、周囲で起きている出来事に反応。乗り物そのものがひとつのキャラクターのように振る舞う体験になるとされています。
最後はアントニオの部屋へ
D23では、カシータ内部をどのように進んでいくのかを示す新たなレンダリングも公開されました。
ゲストはカシータのさまざまな場所を巡りながら、最終的に上階へ。
その先に待っているのが、アントニオの部屋です。
映画を見た人なら覚えていると思いますが、アントニオの部屋は普通の子ども部屋ではありません。
扉の向こうには、緑豊かなジャングルのような巨大空間が広がっています。
新アトラクションでも、この部屋が緑あふれる熱帯雨林として再現されます。
50種類以上の動物が登場!
アントニオの部屋には、さまざまな種類の動物が暮らしています。
今回発表された情報によると、アトラクション全体では50種類以上の動物が表現される予定です。
D23では、その一部も初公開されました。
なかでもちょっと気になるのが、毛をカットしてもらっているカピバラ。
さらにオオハシやロバなどの姿も確認されています。
アントニオが動物と会話できるという設定を活かしながら、多種多様な生き物たちが登場する賑やかなシーンになりそうです。
登場する動物は「コロンビア」に忠実に
ここでもアニマルキングダムらしいこだわりが見られます。
Imagineeringは新エリア開発のため、実際にコロンビアを訪れてリサーチを実施。
現地で色彩や素材、建築物が気候や地形、文化とどのように関係しているのかを調査しています。
さらに「Antonio’s Fiesta de Encanto」に登場する動物については、Walt Disney Imagineeringだけで制作しているわけではありません。
Disney’s Animals, Science and Environment Teamとも協力。
アトラクションに登場するすべての動物が、コロンビアという地域に対して正確なものになるよう監修されています。
単純に映画に登場した動物を大量に配置するのではなく、実際の自然環境まで考慮しているのがポイントです。

「El Carrusel de los Animalitos」も正式名称決定
D23ではTropical Americasに登場するもうひとつのファミリー向けアトラクションについても新情報が発表されました。
正式名称は、
「El Carrusel de los Animalitos」
です。
ディズニーとピクサー作品からインスピレーションを得た、22体の手彫りの動物が登場するカルーセルになります。
D23会場のWalt Disney Imagineeringパビリオンでは、実際に制作されている動物の一部も展示されました。
クラシックなディズニーのカルーセルを、動物をテーマとするアニマルキングダムならではの形にアレンジした施設となります。
Tropical Americasには3つのアトラクションが登場
Tropical Americasは、熱帯雨林にまつわる神話と魔法をテーマにしたアニマルキングダムの新エリアです。
中心となるのは今回発表された、
Antonio’s Fiesta de Encanto
そして、
Indiana Jones and the Myth of the Jade Serpent
の2つの大型アトラクション。
さらに家族で楽しめるEl Carrusel de los Animalitosが加わります。
『Encanto』の魔法と動物、インディ・ジョーンズと古代マヤの神話、そしてディズニー&ピクサーの動物たち。
それぞれ異なる題材ながら、自然や生き物とのつながりがエリア全体を結びつけるテーマになっています。
WDW最大級のクイックサービス・レストランも登場
Tropical Americasでは、レストランやショップも計画されています。
フード&ドリンクについては、最終的な内容はまだ開発中です。
一方、エリア内には大きなハシエンダ(hacienda)が登場し、レストランとして利用されることが発表されています。
しかもこの施設は、ウォルト・ディズニー・ワールド全体でも最大級のクイックサービス・レストランのひとつになる予定です。
どのようなメニューが提供されるのかは現時点では明らかになっていません。
Tropical Americasのテーマを考えると料理にも注目したいところですが、ここは今後の公式発表を待つ必要があります。
マヤをテーマにしたプレイエリアも
小さな子どもが楽しめる新しいプレイエリアも用意されます。
テーマはマヤ。
若い探検家たちは、実際に手を使って遊びながら遺物を発掘するような体験を楽しめる予定です。
大型アトラクションだけを並べるのではなく、カルーセルやプレイエリア、レストランなどを組み合わせ、幅広い年齢層が過ごせるランドとして開発されています。
Tropical Americasの建設も着々と進行
今回のプレゼンテーションでは、Tropical Americasの最新工事写真も公開されました。
徐々に建物や施設の形が見え始めており、新エリアの建設が着実に進んでいることが確認できます。
『Encanto』ではカシータの魔法とコロンビアの自然。
『Indiana Jones』では古代マヤ文明と神話。
それらをアニマルキングダムの「動物」「自然」というテーマにつなげることで、単なる映画IPの追加ではなく、このパークならではの新エリアを目指していることが今回の発表からも見えてきます。
まとめ
D23 2026で、ディズニー・アニマルキングダムに登場する『ミラベルと魔法だらけの家』の新アトラクションについて、これまでで最も詳しい情報が公開されました。
正式名称は「Antonio’s Fiesta de Encanto」。
ゲストはアントニオが動物と話せるギフトを授かった特別な日のお祝いに招待され、魔法のカシータへ入ります。
カシータが家具を組み合わせて作ったユニークなライド車両に乗り込み、映画では見ることのできなかった場所を含めて家の中を探索。最後には、50種類以上の動物が表現されたアントニオの部屋へ向かいます。
さらに、身長制限なしというのもうれしいポイント。
ミラベル、ルイーサ、イサベラには映画版のオリジナル声優が復帰し、コロンビアの文化や生態系についても専門チームと協力して制作されています。
「Indiana Jones and the Myth of the Jade Serpent」と並び、Tropical Americasを代表するアトラクションになりそうです。
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